精神疾患

うつ病を発症後にできなくなったこと10選

うつ病発症後にできなくなったこと
yuki-yoshida

うつ病になると、身体が疲れやすくなったり、不安や恐怖を感じやすくなったりします。

そのため、今まで当たり前にできていたことが急にできなくなる場合が多々あります。

本記事では、私がうつ病を発症してからできなくなったことを10個紹介します。

あくまでも私個人の体験談となりますが、うつ病の恐ろしさや大変さが少しでも伝われば幸いです。

電車・バスに乗る

昔から、電車やバスに乗るのはあまり得意ではありませんでした※①が、うつ病を発症してからは、完全に乗れなくなりました。

そのため、ここ数年はほとんど車で移動しています。

どうしても電車・バスに乗らないといけない時は頑張って乗りますが、それでも地下鉄だけは駄目ですね……。

あの閉鎖空間と人混みをイメージするだけで、頭がパニックを起こしそうになります。

※①:10代の頃から「対人恐怖症」や「広場恐怖症」の要素を持っていたため。

半日以上の外出

うつ病を患ってから、午前か午後(2~4時間程度)のどちらかしか外出ができなくなりました。

もともと長時間の外出が苦手だった※②とはいえ、うつ病発症以降は本当に外出が億劫になりましたね。

友達との遊びや飲み会など、「行きたいのに(身体がついていかないので)行けない」ということも随分と増えました。

旅行などの大きなイベント時は、最大限の力を振り絞って頑張って動きますが、常に体調への不安が消えないのでかなり疲れます……。

※②:おそらく、HSPの影響や「対人恐怖症」「社交不安障害」の影響が大きすぎたのだと思います。

アクティブに活動した翌日の外出

友達と会ったり、旅行に行ったり、ちょっと遠出をしたり……。

そうやってアクティブに活動した次の日は、アクティブに活動した疲労感と、無事に予定をこなせた安心感で泥のように眠ります(笑)

ご飯とトイレの時以外はずっとベッドに籠ってますし、夕方6時くらいにならないと全く動けません。

6時を過ぎても動けない日もありますし、1日では回復せずに、2~3日程度寝込む場合も……。

「私はうつ病患者なのだな」ということを一番実感する瞬間です。

休息日なしの生活

うつ病発症後は、たとえアクティブに活動した日でなくても、2~3日連続で外出しただけですぐに疲れるようになりました。

そのため、3日に1回程度、休息日(1日家にいる日)を作らないと生きていけません。

正直、予定を立てるのが大変です(笑)

せめて4日連続の外出くらいはストレスなくできるようになればいいなあ……と思います。

昼寝なしの生活

昼寝なしの生活ができなくなったのも、うつ病発症後の大きな変化です。

とにかく寝ても寝ても眠いので、1日2時間以上は昼寝をしないと生きていけないんですよね。

午前中にお出かけしたら午後から昼寝、午後から出かける日は午前中に昼寝、みたいな感じの生活をかれこれ3年近く過ごしています。

稀に昼寝をしない日(スケジュールの都合でできない日)もありますが、昼寝できない日が3日以上続くとめちゃくちゃ体調が悪くなります……。

暗くて狭い場所に行く

うつ病発症後は、コンサートホールをはじめとした暗くて狭い場所に行くのがとても辛くなりました。

私はディズニーランドが大好きなのですが、うつ病を患ってからは、屋内アトラクション(&屋内の待機列)がかなりキツイです。

屋内のショー施設は、もっとキツイですね。

屋外はまだ耐えられますが、屋内は逃げ場がないため、過呼吸を起こしそうになります……。

映画館に行く

上記の項目と同じ理由で、映画館にも行けなくなりました。

昨年12月に公開された「ウィッシュ」はどうしても観たかったので、家族に付き添ってもらって観に行きましたが、かなりしんどかったです。

「もう二度と映画館には行きたくない!」と思いました。

でも、もうすぐ公開される「インサイドヘッド2」と「モアナと伝説の海2」は観に行きたいんですよね……。

どうするか考え中です。

人混みに行く

以前から苦手だった人混みも、うつ病発症以降はかなりしんどいと感じるようになりました。

こちらも屋外だとまだマシですが、ショッピングモールや駅などの屋内は、かなり身体に堪えます。

その時はなんとか我慢できても、後からどっと疲れが出てきて寝込んでしまうことも多々ありますね。

そのため、どこかへお出かけする際は、できるだけ混雑が少ない平日を選ぶようにしています。

行列に並ぶ

もともとせっかちな性格なので(笑)行列は人よりも苦手な方だったのですが、うつ病発症以降は余計に苦手になりました。

先ほどから「屋内がしんどい」という話をずっとしていますが、行列は屋外でもしんどいですね。

ディズニーのアトラクションみたいに「何分待ち」みたいな待ち時間表記があればまだ救われるのですが、先が読めない列は本当に辛いです。

「パニック発作が起きたらどうしよう」みたいな不安が強くて、気を抜くと過呼吸を起こしそうになります。

車の渋滞に耐える

車を運転して移動するときは、ほぼ必ず、渋滞が少ない道を、渋滞が少ない時間帯に走るようにしています。

それは「その方が早く到着できるから」というよりも「その方が心の負担を軽減できるから」という意味合いが強いです。

あと、これは補足なのですが、信号待ちもちょっと辛いです。

すぐに変わる場所だといいのですが、長時間待たなければいけない場所だと、パニックを起こしそうになります……。

まとめ

本記事では、うつ病を発症してからできなくなったことを10個紹介しました。

私の場合、うつ病発症をきっかけに、もともと持っていた対人恐怖症や広場恐怖症、HSPの要素を強めてしまった部分がとても大きいです。

それはおそらく、うつ病を発症したことによって、不安や恐怖を感じやすくなったからだと思います。

ここからどこまで回復できるのかはわかりませんが、焦らずマイペースに、病気と向き合っていきたいです。

ABOUT ME
ゆき
ゆき
生きづらさマイスター
1996年生まれ。佛教大学大学院・社会学専攻社会学研究科(修士課程)修了。 自身のさまざまな生きづらさ体験をもとに、当事者目線からの情報発信や支援活動をおこなっています。
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