私立大学にて、学校教師の不登校対応について語る特別講義をおこないました

12月12日(木)大阪府にある私立大学の講義に「ゲストスピーカー」として招いていただき、特別講義をおこないました!
講義の内容
今回の講義テーマは「学校教師の不登校対応」でした。
自身の不登校体験を整理しながら、
- どんな対応が辛かったか
- どんな対応をしてほしかったか
という2点を中心にお話しました。
後半では、大学院在学中におこなった不登校研究の成果についても触れさせていただきました。
そして「不登校問題に対し、教師はどのようなスタンスでいるべきか」について、学生さんとともに議論を深めました。
学生さんの感想
以下に、学生さんからいただいた感想を一部紹介します(授業の担当講師の方から掲載許可をいただいています)。
不登校の方にとってどのようにして欲しかったのかを聞くことができたことで、これまでの学習に上乗せする形で知識を蓄えることができた
講義を通じて、不登校は単なる問題ではなく生きづらさの表れだという認識に変わった
印象的だったのは、「不登校は充電期間ではない」という言葉。不登校によって「慢性的な生きづらさ」や社会的プレッシャーが浮き彫りになり、単なる休息では解決できないことが考えられた
本講義内の資料では不登校の生徒たちを一括りにして問題視することが指摘されていた。(中略)良い教師になるためにも同じ観点で対処するという考え方を見直し、多様な方法を薦められるような考え方を持っていくことが重要だと感じた
学校教師を目指している学生さんが多くいらっしゃったので、少しでも参考になるお話ができていたら嬉しいなと思います。
さいごに
今回は、私立大学に招いていただき「不登校の特別講義」をおこないました!
不登校経験者の自分が教壇に立ち、日が来るとは、夢にも思っていませんでした。
学生さんのフレッシュなパワーに、たくさんの勇気と元気をもらった気がします。
「経験者ではない方が考える不登校イメージ」も初めて知ることができ、私自身も学びが多い時間でした。
教師を目指す方も、そうでない方も、豊かな未来を描くことができますよう応援しています。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました!

こちらの大学は、2025年5月に「資料(レジュメ)提供」という形で再びお世話になりました!
微力ながら、講義のお手伝いができてとても嬉しかったです。